ヘアカラーでの退色を防ぐには?(青山 表参道美容室ブルーフェーセス高森恭生のブログ)


こんにちは

今回はヘアカラーについてのお話です。

2014年統計の日本の女性の人口が6538万人で、うちヘアカラーをしている女性が1855万人(2014.3)約28.3パーセントの方がヘアカラーをしている事になりますね。 (2014年データですいません)

中には月1で染めてる方や3ヶ月に一度染める方など色々です。

そんなみなさんのヘアカラーをした時の一番の悩みや不満をデーターを元に見てみると、

1位、時間が経過すると赤(オレンジ)っぽくなる。

2位、ハイトーンで染めてると黄色っぽくヤンキーチックになる。

3位、色がすぐ抜ける。

4位、白髪染めをしても根元がすぐ気になる

5位、染めると頭皮がヒリヒリする。 etc.

こんな感じの意見が多いようです。

特に1位から3位がヘアカラーの退色についてですね。

そこで今回はヘアカラーの退色についての解説をいたします。

ヘアカラーとは?

一般的なヘアカラーは、1剤と2剤という2種類で構成されています。1剤の成分は酸化染料とアルカリ剤、2剤の成分は酸化剤です。この1剤と2剤を混ぜることで酸化染料が発色する仕組みです。

髪が染まる仕組み

  • 1剤の中のアルカリがキューティクルを開き混合液(1剤2剤)が髪の内部へ浸透する。
  • アルカリ剤によって2剤の過酸化水素水が分解され酸素を発生。発生した酸素がメラニン色素を脱色し同時に発生した酸素によって染料を発色させる。
  • 発色した酸化染料の分子はくっつき合って元より大きくなる。大きくなることによりキューティクルのすき間から出られなくなり髪の内部に閉じ込められて色が定着する。

というメカニズムなのですが、この辺は飛ばしてもらって結構です。。。

退色を防ぐには

  • カラーをした日(約24時間)はシャンプーをしない。

ヘアカラーは酸化という、周りの酸素に触れることによって徐々に定着していきます。という事は、すぐに髪を洗ってしまうとカラー剤が少し流れやすくなります。

  • お湯はぬるま湯で流す。

熱いお湯で洗うとカラーの色が抜けやすくなってしまいます。

  • 洗浄力の弱いタイプのシャンプーを使う。

髪はカラーリングをするとアルカリ性に傾いてしまいます。
髪はアルカリ性だとキューティクルが開いた状態になり、色が抜けやすくなってしまいます。

弱酸性に戻してあげるようなシャンプー、アミノ酸系シャンプーなどをを使うことで、髪を良い状態に戻してあげることが大切です。

  • 髪のダメージを防ぐ(トリートメントをする)

髪にダメージを与えてしまうと、キューティクルが損傷して退色に繋がりますので、しっかりトリートメントしましょう。ただし髪につけて短時間で流すようにして下さい。

  • シャンプー後はなるべく早めに乾かす。

髪に水分を含むと退色しやすいので、バサバサに乾かしていると逆効果ですが、ある程度は乾かしてくださいね。

いかがでしょうか。ちょっとしたケアでカラーの持ちは変わってくると思います。女性の人口の28%のヘアカラーが少しでも長持ちするように!

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表参道の美容室ブルーフェーセスに勤務しています。趣味は仕事と写真(ヘタレですが)サロンワーク以外は海外でのセミナー活動もやっています。 ヘアスタイルに迷った時には是非ご来店ください!
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